最近流行りの「胡散臭めな人が書くnote」風なタイトルつけてみました。

今回は僕自身の就活を振り返ってみます。
最初に断っておきますが、自分の就活を整理するだけの自己満記事であるため有益な情報は特にないと思います。

以前就活体験記のような記事も書いたので興味ある方はこちらもどうぞ。



ここから自分語りに入ります。


僕は3年生の4月から就活を始め、4年生の4月に第一志望の外資系IT企業から内定を頂き、就活を終了しました。
結果だけ見れば大成功です。
しかし、丸1年間しっかりやったうえで30社以上に落ちています。


僕のスペックはこんな感じです。

・慶應法学部
・TOEIC955点
・アメリカ留学経験有り(現地の高校卒業)
・剣道二段(アメリカの大会で優勝)
・柔道初段(黒帯)
・サークルで4度の全国大会出場
・200人規模のサークルで幹部
・大学の福利厚生団体で新歓代表

正直「学歴も資格も悪くないし、学生時代のエピソードも良い感じ。人と話すのは結構得意だし就活は余裕だろう」と思っていました。


しかし、いざ就活を始めてみると書類落ちや一次面接落ちの連続でした。
結局サマーインターンは全落ち
3年生の夏は選考のない1dayインターンに2つ参加しただけでした(周りを見る感じこれはかなり少ないみたいです)。

この時期の主な敗因は以下の2点だっただろうと今振り返って思います。

・Webテスト対策不足(全くやっていなかった)
・ミーハー就活(とりあえず知ってる企業受ける。もちろん志望動機はスッカスカ)


ここで厳しい現実を突きつけられた僕は、ようやく就活に本腰を入れて取り組み始めます。
具体的には以下のことをやりました。

・自己分析
・業界研究

自己分析は、Utsuさん(就活YouTuber)の「人生の目的論」に沿って行いました。
やりたいことと求める条件をまとめることで「就職活動の軸」が完成しました。

業界研究は、先日書いたこの記事の方法で行いました。


こうしてミーハー就活と決別し自分が行きたい業界が絞り込めたことにより、初期の選考(書類や一次面接など)の通過率が上がりました。
ただ、Webテスト対策をしなかったため相変わらずテストで時々落ちていました(ちゃんとやっておけば良かったと今でも思います)。


3年秋・冬は書類選考のみ、もしくはスカウト経由(選考なし)のもの中心にインターンに積極的に応募し、参加していました。
元々初対面の人とのコミュニケーションや共同作業が割と得意だったのもありインターンやグループワークは良い評価をもらえることが多かったです。

また、受ける業界や企業側がだいぶ固まってきたこともありスケジュールがある程度決まり気持ちの余裕ができました。
加えて、使い回せる志望動機も完成したので時間的にも余裕ができ始めました。
この頃は「どこでも良いからとりあえず1つ内定を取って余裕を持って本命企業の本選考に臨もう」と考えていました。


1月頃から少しずつ始まった本選考の結果は、「ここからは順調に行くだろう」という僕の甘い見立てに反して、芳しくありませんでした。
書類はほぼ通るものの一次面接で落ちてしまう、ということが何回もありこの時期は「このまま内定をもらえないまま夏を迎えるんじゃないか」と非常に不安定な精神状態でした。
加えて面接がオフラインからオンラインに移行するにつれて面接通過率が大きく下がり、「そろそろどうにかしなければいけない」と更に焦り始めました。

勿論なぜここまで面接で苦戦するのかを考えましたが、当時はイマイチこれという結論に辿り着くことができませんでした。
今思えば以下の2点が主な原因だったのではないかと感じます。

・とりあえず1つ内定が欲しいという焦りから手当たり次第に受けていたこと
・対話というより自己PRに近い面接をしていたこと

1つ目に関しては完全に間違い(というか思い上がり)でした。
そんな調子に乗ったマインドで面接を受けていても見透かされてしまうのでしょう。
「ここなら受かるだろう」という思い込み自体がナンセンスなものだったように今は思います。

2つ目も焦りから来るものだったと思います。
ガクチカ・志望動機ともにES用にかなり練り上げ完成度が高いものを用意できたという自負があったので、「これを全て完璧に伝えれば通るだろう」と思っていました。
そして内定を「とりあえず1つ」なるべく早く得たいがために一方的に自分のことを話す面接になりがちだったような気がします。
就活が終わった今振り返ると、「自分が伝えたいことと相手が知りたいことは必ずしも一致しない」という前提を見失っていたように思います。この前提自体も就活が終わって後輩就活生
のES添削・面接対策をしていく中で気付いたものでしたが、これが頭にあったら先に進めた選考は結構あったかもしれません。


そうこうして苦戦しているうちに現在の内定先からLinkedInでスカウトをもらい、
説明会→一次面接→二次面接→最終面接→内定
と拍子抜けするくらいスムーズに物事が進みました。

自分がこの企業から内定を頂けたのは「たまたま」、これに尽きると思います。

たまたま自分がLinkedInアカウントを持っていた
たまたま一次面接の面接官(ベテラン人事)が自分が当時メインで見ていた別業界について詳しく、自分にはどちらがより合うかを一緒に考えてくれた
たまたま二次面接で笑いが取れた
たまたま最終面接の面接官とウマが合った
たまたま会社のカルチャーが自分の行動原理や性格を評価してくれるようなものだった

「たまたま」がいくつもありました。
本当に運と巡り合わせが良かったんだなと今も思います。

そもそも、最初はあまり興味がなかったのに選考が進むにつれ第一志望になるくらい自分の中でマッチングを感じる企業だったからうまくいったのかもしれません。

この企業に関しては自分は企業の求める人材像や理念に一切合わせようとせず、自然体のまま臨みました。

一次面接の面接官の方は、僕が率直に「第一志望業界も第二志望業界も他業界」と言っても親切に相談に乗ってくれました。
(余談ですが他の人の面接体験談を見ていたら同じ面接官の方について「圧迫だった」と書いている人が複数人いました。ビックリしました)

「就活テクニック」的にはスマートではないやり方かもしれませんが、結果として何の不安・不満も残らないスッキリした心持ちで就活を終えられたのでとても満足しています。


こうして僕の1年間に渡るしんどい就活はベッドであぐらをかき下半身はパジャマを着たままスマホで受けた面接によって終わりました。


サマーインターンに全落ちしたり、30社以上の本選考に落ちたり、そうかと思えば第一志望企業にサラッと内定したりと不思議な就職活動でした。

全て終わった今も就活は「ぶっちゃけよくわからない」と思ってます。

・Webテスト
・ガクチカ
・志望動機
・言葉遣い
・立ち居振る舞い
・服装
・髪型
などなど対策できることは沢山ありますが、それらをそれなりにやっても通らないこともあればテッキトーにやって通ることあるんだなと周りの話を聞いていても思います。


就活開始当初は「就活と恋愛は似てる」という例え話を聞いて「さすがに違うだろ」と思っていましたが、今は良い例えだと感じています。

・どれだけ努力しても振り向いてくれない人(企業)がいる
・客観的に見てスペックが足りなくても相性が良くそのままうまくいくこともある
・初期段階でスペックやマッチングを重視し、一定の水準を満たしたら熱意を重視する傾向がある
・お互いのマッチングが大事
・定員が限られている
etc...

恋愛に当てはめて考えるとよりうまくいく人もいるかもしれません。
僕は恋愛強者ではないのでどちらにせよ結果は変わらなかったと思います。笑


長くなってしまいました。
以上、就活も卒業単位取得も終わったスーパー暇人大学生の戯言でした。
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。


ほとんどいないとは思いますが参考にする際は自己責任でよろしくお願いします。